医療関係の方へ

耳鼻咽喉科

特色

地域の中核病院として病診連携・病病連携を担い、一般診療から専門的診療に幅広く対応しています。
患者さんには必要に応じて血液検査やレントゲン写真・CT・ファイバースコープ・硬性鏡による画像検査を迅速にリアルタイムに施行し結果や病態をわかりやすく説明し、外来での外科的処置や入院での治療及び手術を中心とした診療を行ってます。

治療内容・成績

  • 慢性副鼻腔炎は鼻たけ等があり保存的治療や外来治療で完治しない患者さんに対して、ラリンギアルマスクによる全身麻酔下に9日前後の入院による鼻腔内視鏡的手術を施行し、ほぼ全例に良好な結果を得ています。
  • 成人の高度鼻閉に対しては、鼻腔通気度計による客観的・多覚的検査を施行し、鼻中隔矯正術や下甲介切除術を内視鏡下に施行しています。
  • アレルギー性鼻炎・肥厚性鼻炎は薬物治療では改善されない場合、外来にて炭酸ガスレーザー治療を行い、鼻汁・くしゃみがさらに改善しない難治性のアレルギー性鼻炎や血管運動性鼻炎に対しては、粘膜下甲介切除を行っています。
  • いびきや睡眠時無呼吸は、アプノモニターによる精査の後、閉塞性無呼吸症例に対して非CPAPを行っています。
  • 扁桃病巣感染症は皮膚科や腎臓内科と協力し必要な場合は入院の上全身麻酔下に口蓋扁桃摘出術を行っています。
  • 真珠腫(成人)などの比較的治療困難な中耳疾患も、毎月1回の横浜市大講師による難聴専門外来を経て治療方針を決定し、良好な手術成績を得ています。
  • 小児滲出性中耳炎は合併する鼻疾患治療後に外来で鼓膜切開などの処置が困難な場合には、全身麻酔下に鼓膜切開やチューブ留置を行っています。
  • 乳児難聴が疑われる場合は聴性脳幹反応検査(ABR)を施行し、必要に応じて補聴器装用や人工内耳につき横浜市大や平塚聾学校との連携を図っています。
  • 重症な突発性難聴・顔面神経麻痺は入院点滴治療のほか、麻酔科医の協力を得て星状神経節ブロックを併用しています。
  • 聴覚障害患者に障害認定の判別及び補聴器の相談を行っています。
  • 頭頸部悪性腫瘍が疑われる場合は、迅速な診断の後に必要に応じて高次医療機関へ紹介しています。

主な専門的検査

鼻腔通気度検査・静脈製嗅覚検査・アブミ骨反射試験・エコー検査、細胞診・下咽頭食道造影・重心動揺計など

主な専門的機器

外来用顕微鏡・ビデオ・炭酸ガスレーザー・送気ファイバー・電子ファイバースコープ・鼻内内視鏡手術機器・手術用顕微鏡など

対応可能な疾患

【鼻】
手術が必要な慢性副鼻腔炎(鼻茸)・鼻腔腫瘍・鼻中隔彎曲症・肥厚性鼻炎・炭酸ガスレーザー治療の必要な肥厚性鼻炎・アレルギー性鼻炎(外来治療)
鼻汁・くしゃみが改善せず鼻甲介切除術が必要な難治性アレルギー性鼻炎や血管運動性鼻炎(入院治療)
慢性副鼻腔炎・鼻茸に対する内視鏡下鼻副鼻腔手術(入院治療)
【外耳】
耳介血腫・耳介軟骨膜炎・悪性外耳道炎・耳介ヘルペス・先天性耳瘻管・外耳道異物
【中耳】
鼓膜チュ-ブ留置の必要な滲出性中耳炎・コレステリン肉芽腫など
PRSP・MRSAなどが疑われる難治性中耳炎や治療困難な好酸球性中耳炎など
短期入院による鼓膜形成術が必要な陳旧性外傷性鼓膜穿孔や慢性中耳炎
真珠腫性中耳炎が疑われCT検査が必要な場合
耳介聳立など乳様突起炎が疑われCT検査や入院抗生剤投与が必要な場合(おもに小児)
【内耳】
入院治療点滴の必要な(重症)突発性難聴やめまい(嘔吐)患者
聴神経腫瘍や脳梗塞などが疑われMRIなどの精査が必要な繰り返す難聴患者および眩暈症など
【咽頭】
切開排膿が必要な扁桃周囲膿瘍・咽後膿瘍や頸部膿瘍
摂食困難や高度熱発の急性扁桃炎
年に3~4回以上の習慣性扁桃炎で口蓋扁桃摘出術が必要な場合
魚骨などの咽頭異物
ポリープや咽頭腫瘍が疑われる場合
【喉頭】
急性喉頭炎・ステロイド点滴や気管切開が必要な急性喉頭蓋炎
全身麻酔下喉頭直達鏡下手術の必要な声帯ポリープや喉頭腫瘍が疑われる場合
【頭頚部腫瘍】
耳下腺腫瘍・顎下腺腫瘍・側頸嚢胞・正中頸嚢胞・唾石症・ガマ腫・頸部リンパ節腫瘤など
【小児】
乳児難聴が疑われ聴性脳幹反応検査が必要な場合
手術の必要なアデノイド増殖症や扁桃肥大・舌小体短縮症・先天性耳瘻管・異物など
【その他】
特発性顔面神経麻痺(Bell麻痺)・Hunt症候群など