脳卒中センター
神経内科/脳卒中センター 部長 城倉 健
平塚共済病院神経内科には二つの大きな特色があります。
一つめは脳卒中診療です。当院は平成14年に、神経内科と脳神経外科と共同で脳卒中センターを開設しました。脳卒中センターでは神経内科医、脳神経外科医が中心となり、看護師、リハビリスタッフ(PT、OT、ST)、栄養士、社会福祉士(MSW)が加わり、専門的なチーム治療を行なっています。内科外科の枠を超えて最も適切な治療法を選択し、併せて急性期から専門的なリハビリやケアを行うことで、脳卒中に対し優れた治療成績をあげています。これにより脳卒中入院患者数は右肩上がりで増えており、2007年度には1年間に424人の脳卒中救急入院がありました。24時間いつでも専門家による専門的治療を行える体制を整えているおかげで、発症早期に行える卜PAによる血栓溶解も、本邦での平均が脳梗塞患者の2%程度しか施行できていないのに対し、当院では2007年度は4.5%に、さらに2008年度上半期には8.8%に施行することができました。
脳卒中救急患者の受け入れがスムースになるように救急隊との間にはホットラインを設けており、近隣の実地医家(開業医など)からの脳卒中患者の受け入れも、直接脳卒中センターで対応するよう心がけています。地域完結型脳卒中診療体制では、急性期治療が終了した後に回復期リハビリテーション病院へ転院してリハビリを継続しますが、これについても以前から専門の回復期リハビリ病院と何度も合同でカンファレンスを開いており、あたかも一つの病院内であるがごとくスムーズな患者移行が可能となっています。2008年度からは脳卒中地域連携パスも用いており、回復期リハビリ病院との連携はさらに強くなっております。
二つ目の大きな特色はめまい診療です。めまい患者はたいていの場合脳卒中を心配して受診します。脳卒中を見逃さず、しかも実際には非常に数が多い脳卒中以外の良性のめまいを治療できることが、当院神経内科のもう一つの特徴です。












