泌尿器科

泌尿器科

 

診療方針

地域に根ざした泌尿器科医療を目指しています。
当科で扱う疾患・症状は主に前立腺肥大症などの排尿困難、頻尿、尿失禁、過活動膀胱、尿路結石、前立腺炎、腎盂腎炎、難治性膀胱炎、陰嚢水腫、停留精巣、真性包茎、男性不妊、前立腺がん・ 膀胱がん・腎盂尿管がん・腎がん・精巣がんなどの悪性腫瘍です。
外来診察スケジュールは、外来担当表ご覧下さい。
近年我が国では、前立腺がん、前立腺肥大症、尿路結石を中心に泌尿器科疾患は増加傾向です。以下のような症状が気になりましたら、泌尿器科を受診して下さい。

 

主な対象疾患と診療内容

血尿

 多くは膀胱炎、尿路結石、前立腺炎・前立腺肥大による前立腺出血、腎血管の異常、腎炎(内科的疾患)です。精査しても異常なく(病気がない)、様子を見ていい(心配ない)こともあります
が、まれに膀胱腫瘍や腎盂・尿管腫瘍からの出血があるので精査は必要です。
 当科では尿道痛が少なく、画質のよい軟性膀胱鏡での検査が可能です。

 

左右どちらか片側の腰背痛、脇腹痛、下腹部痛

 尿管結石や腎盂腎炎(発熱を伴う)の可能性があります。当科では、尿路結石に対し体外衝撃波結石破砕治療(ESWL)が可能です。手術ではなく、低侵襲治療で、1泊2日の入院が基本です。
 2014年から軟性尿管鏡を用いた経尿道的尿路結石砕石手術も行っていて良好な成績です。ホルミウムレーザ―で細かく砕き、尿管鏡からバスケットカテーテルを挿入して砕けた石を採り出します。3泊4日の入院治療です。

 

排尿困難、夜間頻尿の男性

前立腺肥大の可能性があります。まずは内服薬で治療し、改善が見られない場合は、尿道からの内視鏡手術を行います。

 

頻尿、尿意切迫感が続く女性

いわゆる過活動膀胱が考えられます.尿検査、超音波検査、残尿量測定をして、異常なければ、内服薬で症状を緩和します。

 

前立腺がんについて

前立腺癌は年々増加しており、2016年に男性の癌の1位になりました。他の癌と同様、早期発見・早期治療が重要ですが、限局癌のうちは無症状のため、発見時に2-3割は骨転移を伴う進行癌です。前立腺癌には腫瘍マーカーとして有用なPSAの採血検査があるので、50歳以上で検診を受ける方は、オプションでこのPSAの追加をお奨めします。

泌尿器科では、排尿困難や頻尿の患者さんには適時、PSA検査をしています。

詳細は「前立腺がんについて」をクリックして、ご覧ください。

 

ストーマ外来

ストーマ外来をクリックしてご覧ください。

 

ESWL(体外衝撃波結石破砕)

2010年4月に最新の機器が導入されました。治療は1泊2日の入院で行います。中/下部尿管結石も仰臥位での砕石が可能な機種なので、患者の身体的負担が軽減できます。
マンパワーの関係で週1回の予定枠ですが、疼痛が強く、排石も困難と予想される場合は、なるべく早くESWLで対応します。
2-3回のESWLで効果がない場合は内視鏡手術を検討します。

 

経尿道的尿管結石砕石術(レーザ―砕石)

以前から、硬性尿管鏡を用いて圧搾空気の衝撃で砕石する方法(リトクラスト)は行ってきましたが、2014年夏から軟性尿管鏡とホルミウムレーザ―を用いる内視鏡手術(f-TUL)を導入しました。結石の位置やサイズによって2種類を使い分けます。軟性鏡は尿管だけでなく腎の結石にも対応できるので、治療できる範囲が広がりました。砕石片はほとんど採取するので、患者満足度の高い治療です。標準入院日数は4日間です。

 

PSA(前立腺特異抗原)

近年、前立腺がん患者は増加傾向で、その大部分がPSA上昇を契機に針生検して発見されます。
当科では2泊3日入院で、静脈麻酔または脊椎麻酔をかけて、経直腸エコー下に経会陰式針生検を行います。麻酔下ですし、10-15分で終了するので苦痛はほとんど感じません。PSA値、年齢、前立腺体積、直腸指診所見など総合的に判断して生検適応を決め、臨床的に有意ながんの早期発見→治療をめざしています。2017年は101例の針生検を行い、56例の癌が発見されました。当院では放射線治療も可能です。

 

前立腺肥大症

尿閉をきたすほど大きい前立腺や、α-1ブロッカー(ユリーフ、フリバス、ハルナール)内服で排尿症状が改善しない場合、経尿道的前立腺切除術(TUR-P)を行います。通常、術後5-9日で退院可能です。

 

化学療法(抗がん剤、分子標的治療薬など)

  • 前立腺がんに対して:ドセタキセル、カバジタキセル、ゾレドロン酸、デノスマブ
  • 精巣がんに対して:BEP(ブレオマイシン、エトポシド、シスプラケン)、TIP(パクリタキセル、イホマイド、シスプラチン)
  • 尿路上皮がんに対して:
     GC(ゲムシタビン、シスプラケン)、
     M-VAC(メソトレキセート、ビンブラスチン、アドリアマイシン、シスプラチン)、
     ペムブロリズマブ(キイトルーダ)
  • 膀胱がんの経尿道的手術後にピラルビシン膀胱内注入、BCG膀胱内注入
  • 腎がんに対して:キナーゼ阻害剤、mTOR阻害剤、ニボルマブ(オプジーボ)

診療実績

2017年の主な手術 その他の件数

腎癌に対する手術 7(うち、ラパロ 6)
腎盂癌・尿管癌の腎尿管全摘 6(うち、腎摘ラパロ 3)
副腎摘除 2(うち、ラパロ 2)
根治的前立腺全摘 3
膀胱全摘 3
精巣癌の高位精巣削除 6
経尿道的膀胱腫瘍切除(TUR-Bt) 55
経尿道的前立腺切除(TUR-P) 3
尿道狭窄内視鏡手術 6
膀胱結石・尿管結石内視鏡手術 55
陰嚢水腫根治術 4
ESWL 19
前立腺針生検 101

 仮性包茎の手術は原則として行っていません。

 

スタッフ

医師 資格 等
宇田川 幸一
うだがわ こういち
部長 日本泌尿器科学会専門医
日本泌尿器科学会指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
関口 善吉
せきぐち ぜんきち
医長 日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本内視鏡外科学会技術認定医
日本泌尿器内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
渡部 貴彦
わたなべ たかひこ
医員  
国家公務員共済組合連合会 平塚共済病院

〒254-8502 神奈川県平塚市追分9-11 TEL 0463-32-1950

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